Wフォルトは、おえんよ。 「家族みんなで楽しめればいいいよね。」って始めたテニスのはずが・・・。

５日間に競技の中、長男は２種目に出場。

初日のリレー予選から最終日前の予選、翌日準決・決勝まで５日間まるまるあります。

当然予選・準決・決勝と進むのですが、途中でこけると空き時間もたっぷりです

親父達もこの空き時間を活用してしっかり岩手県観光を満喫しました。

ついこの前に世界文化遺産に登録された「平泉」中尊寺金色堂が一番のお目当てです。

そしてげいび渓舟下りから小岩井農場まで雑誌のお勧めを観光です。

初日には盛岡で「さんさ踊り」まで見ることが出来ました。

盛岡・・美人が多いです



３日目はまるまる一日空きましたので今回一つの思いもあって宮古市まで足を伸ばしました。

宮古市に近づくにつれて被災にあわれた様子が思い出されます。

浄土ヶ浜に側の道中、山の切れ際から海岸沿いが目に入りました。

私も妻も何も言葉が出ずにただ胸が締め付けられる思いでした。

そのまま海岸沿いに車を走らせると、そこは瓦礫の処理はほぼ終わってるようですが

辺りには家の基礎しか残ってない状態です。

港に着けば、テレビ等で見た光景が目の前にあります。

二人とも言葉も出ずにただ見るだけでした。


あの倉庫が、あの建物が津波にのまれたんだよね・・

「パパ、写真撮ってもいい？不謹慎？」

「子供達、生徒達にも話してあげないと・・・」

今回の旅の目的には東北大震災によって

被災に遭われた現実を忘れずにそして今の自分達の生活から

何をすべきか、そして何をやっていかなくてはいけないのか、

そういった考えを胸に焼き付けようとの想いもありました。


地震から後１ヶ月で半年が過ぎようとしています。

日々の生活に追われ、ついついあの時の悲しみを人事のように忘れてしまう自分があります

今でも岩手県だけでも約２０００名ほどの行方不明者がいらっしゃるそうです。

もしも自分の家族が親戚が友達が・・・・。

まだまだ復興には時間がかかると思います。

自分が今出来る事を、早期の復興を願いながらやっていこうと心に誓った時間でした。



今回宿泊している宿で妻がお風呂でご一緒した御年配の女性方と話をする機会があったそうです。

「宮古市に行ってきました。とっても胸があつくなりました。

伝えなくっちゃいけないと思って写真を撮らせて頂きました。

不謹慎かとも思い、心苦しくもなりました・・・・」

御年配の女性は

「遠くまで行ってくれたんやね～ありがとう。写真、いいのよ、ちゃんと教えてあげてね」

「私達は時間が立てば復興出来るけど、福島の人はもっと大変やねぇ～

ご先祖様から住んでる場所だからね～」


自分も被災に遭われて大変なのに・・・。

とっても心が豊かで優しさにあふれた言葉に涙が止まらなかったそうです。





あっというまの岩手県での滞在でしたが

競技場のお手伝いの学生さん、とってもシャイなんだけど笑顔が素敵でした。

ありがとうございます。

スタッフの皆さん、暑い中お疲れ様でした、ありがとうございます。

そして岩手県でお話しをさせていただいた皆さん

本当に暖かく優しく対応していただきありがとうございました。



ご一緒させていただいた女性の方に

「子供は置いてきたの？いいね～２回目の新婚旅行だね～」


ハイ、とっても素敵な旅行でした。

岩手県の皆様、本当にありがとうございました。